4軍制導入のソフトバンク「まだまだ拡大するかも」 会見でGMが示唆、念頭にメジャー式育成システム

2022年11月30日

 ソフトバンクは30日、福岡県筑後市のファーム本拠地「HAWKSベースボールパーク筑後」で会見を開き、日本球界初となる4軍制導入について正式発表した。

 ソフトバンクは2011年に3軍制を導入し、16年にファーム本拠地と選手寮を福岡市内から現在地へ移転。3軍制導入後の「1期生」である千賀、甲斐、牧原大をはじめ育成入団から支配下をつかみ取りチームの骨格となる選手を多数輩出してきた。
 
 会見で三笠杉彦ゼネラルマネジャー(GM)はこうした経緯に触れながら、4軍制導入の目的を「選手育成システムのさらなる拡大」と説明。すでに今季から3軍を拡大しており、ドラフト会議では昨秋から2年続けて育成選手だけで14人指名した。

 傘下にトリプルA、ダブルA、シングルA、ルーキーリーグと段階式のマイナーチームを抱える米メジャーリーグ(MLB)の構図が念頭にあり、三笠GMは「まだまだ拡大するかもしれないと思いつつも、まずはレイヤー(階層)としてシングルAレベルの4軍をつくるということ。それがチームの強化にもつながる」と将来的に育成システムをさらに拡大させる可能性があることも示唆した。

 来季は育成を含めた総選手数が今季の105人から122人へ、3軍以下の試合数は今季の140試合から229試合へ増加する見込み。実戦機会を確保するとともに選手寮やロッカーを増築、さらに最先端の機器をそろえるなどハード、ソフト両面でトレーニング環境の充実を図る。本拠地での4軍戦は球団公式チャンネル「ホークスTV」で配信される予定で、AIによる自動中継も検討されている。

 ソフトバンクは球界参入した05年から一環して「めざせ世界一!」をスローガンに掲げている。三笠GMは「MLBに勝てるようなチームをつくりたい。(4軍制は)その一環」と強調した。

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