ソフトバンク優勝の歴史をすべて知る松田宣浩 ”最後の雄姿”2軍戦チケットは既に完売

2022年09月30日

 今季限りでの退団を表明したソフトバンクの松田宣浩内野手(39)が10月1日の2軍中日戦(タマスタ筑後)で「ホークス松田」として最後の試合に臨む。

 シーズン中としては異例の退団会見から一夜明けた9月29日、ファーム本拠地の福岡・筑後に松田の姿があった。いつも通りに体を動かし、声を出し、普段と同じように練習。チームメートと明るい表情でやりとりしていた。練習後、カメラの前で”ラストゲーム”を控えた心境を明かした。

 「中途半端な気持ちではないので、一日一日を大事にしていくことが大切。ホークスのユニホームを着てプレーするのは最後なので、そんな感じでこれまでやってきたことを一生懸命やればいいと思う。(ホークスでは)最後なので、タマスタができてから過去最多のお客さんに来ていただけたら幸せだし、うれしい。たくさんの皆さんの前でしっかりしたプレーを見せたいと思う」

 2016年に開業した筑後のファーム施設のメイン球場「タマホームスタジアム筑後」の収容人員は3113人。すでに前売りチケットは完売(当日券の販売もなし)しており、これまでに何度かあった満員の光景が見られることは確実だ。9月28日の会見で松田は「ファンの皆さんに最後の姿を見せることなくユニホームを脱ぐことだけはやめたいなと思い、球団とNPB、選手会にも動いてもらって発表することになった」と明かしており、ファンへの思いが詰まったラストゲームになりそうだ。

 これまで松田がいるのが「当たり前」だった1軍は、松田の退団会見後初の試合だった29日の楽天戦(楽天生命パーク宮城)を1点差で制しマジック2。30日の同カードで勝つか引き分れば2位オリックスの結果次第で2年ぶりの優勝が決まる。

 球団名がソフトバンクとなってリーグ優勝したシーズンは過去6度(10、11、14、15、17、20年)あり、全ての優勝決定日に松田はスタメン出場。その松田がいないグラウンドではいま、柳田、中村晃、今宮ら苦楽をともにしてきた後輩が「熱男魂」を胸に、さらに下の世代の仲間たちと最後の戦いに臨んでいる。常勝軍団の歴史を知る39歳のベテランは次世代にバトンを託して、まもなくホークスに別れを告げる。

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