5球団競合のドラ1田中正義がソフトバンクから流出 FA近藤健介の人的補償で日本ハムへ

2023年01月10日

 ソフトバンクの田中正義投手(28)が日本ハムへ移籍することが10日、分かった。近藤健介外野手(29)が日本ハムから海外フリーエージェント(FA)宣言してソフトバンク入りしたことに伴い、日本ハム側から人的補償の対象選手として求められた。

 日本ハムは9日に稲葉篤紀ゼネラルマネジャー(GM)、新庄剛志監督らが出席してのスタッフ会議を開き、人的補償で獲得する選手について協議していた。

 田中は創価大から5球団競合の末にドラフト1位で2016年にソフトバンク入団。1年目から即戦力右腕として期待されたが右肩、右肘などの故障が相次ぎ、プロ通算6年で34試合(すべて救援)0勝1敗2ホールド、防御率4.25の成績にとどまっている。

 昨年は春季キャンプからアピールを続け初の開幕ローテ入りが確実とみられていたたが、オープン戦最終戦で故障し離脱。それでも8月にシーズン初登板し、コロナ感染による離脱もありながら5試合で計5回を投げて無失点と復調の兆しを見せていた。秋のキャンプでは藤本監督が大関とともに投手陣のMVPに指名。背水で臨む7年目へ向けて意欲をみなぎらせていた。

 ソフトバンクは楽天を除くパ・リーグ5球団で争奪戦となった近藤を最長7年、総額50億円規模の大型契約で獲得したことに伴い、昨年末に28人の人的補償の対象外となるプロテクトリスト(外国人、直近ドラフト獲得選手を除く)を日本ハム側へ提出。今後が期待される若手が投打に多くそろっていることから、日本ハムが人的補償を求める場合の移籍選手が注目されていた。

 2022年の推定年俸が2億5500万円の近藤はAランク(旧球団での年俸上位3人)とみられる。日本ハムはソフトバンクに(1)年俸の50%と人的補償(2)人的補償なしで年俸の80%ーのいずれかを求めることができ、今回は(1)を選択した。

【ソフトバンクから人的補償による他球団への移籍】
06年オフ 吉武真太郎(巨人、小久保裕紀)
12年オフ 馬原孝浩(オリックス、寺原隼人)
13年オフ 藤岡好明(日本ハム、鶴岡慎也)
21年オフ 岩崎翔(中日、又吉克樹)
22年オフ 田中正義(日本ハム、近藤健介)
カッコ内は移籍先、FA選手

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