ソフトバンクついにマジック点灯目前、一気に混戦抜け出せるか 工藤前監督「オリックスが不気味」

2022年09月15日

 歴史的大混戦のパ・リーグにようやく動きが出てきた。11日の時点で上位3チームが0ゲーム差となっていたが、12日から首位ソフトバンクが2位西武との直接対決で3連勝。3位に後退した西武に3ゲーム差、4位楽天に1敗1分けで2位に浮上したオリックスに2ゲーム差をつけ、15日にも優勝マジックが点灯するところまで来た。

 西武3連戦では直前まで9月の打率が0割台と不振を極めていた山川に初戦で本塁打を許すも3戦を通じて被安打4で打点1。主砲をほぼ封じ込めて3戦6失点にとどめた一方、打線は3戦連続2桁安打で計22得点。このカードの今季勝ち越しも決めた。

 藤本監督は”山川封じ”について「そこが一番大きかった。一番警戒するのは山川君。その前の森君と2人はこの3連戦でまず警戒しようと言っていた」と称賛。2戦目で先発奥村、2番手森を3イニングずつ起用する秘策もハマり、主導権をがっちり握ったまま3連勝につなげた。

 パ・リーグで自力優勝の可能性を残すのは首位ソフトバンクと3・5ゲーム差で4位の楽天のみ。15日からこの2チームが直接対決で激突し、ソフトバンクは初戦で勝つか引き分ければマジックが点灯する。ただしソフトバンクが負けるとオリックスに自力優勝の可能性が復活するケースもあり、まだ完全に混戦を抜け出したとは言えない。

 13日の西武戦中継で解説したソフトバンク前監督の工藤公康氏は、ソフトバンクが有利な立場ながら「オリックスがちょっと不気味」と言及。エース山本をはじめ投手陣が安定していることから計算が立ちやすいことを強調し、17日から敵地で戦う今季最後の直接対決3連戦が大きな分岐点になると見立てた。

 ソフトバンクは今季ここまで同一リーグの対戦成績で、オリックス戦だけが負け越し(10勝12敗)ており、京セラドーム大阪でのこのカードは3勝7敗。今季残り試合はオリックスより4試合多い15試合で、負け数はオリックスより4少ない。15日からソフトバンクは楽天2連戦、オリックスは日本ハム2連戦で、互いがどんな状況で直接対決を迎えるかに注目が集まる。

 就任1年目での優勝、チームにとっては2年ぶりの頂点がうっすらながら見えてきた中、ペナントレースの最終章に向かう藤本監督は「なんとかこの勢いで頑張って行きたい」と気を引き締めた。

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