ソフトバンク必死の継投「3戦15投手」で西武、オリに1差つけた 嘉弥真同一リーグ全40戦無失点

2022年09月12日

 ◇パ・リーグ ソフトバンク7-5西武(12日・ペイペイドーム)

 ソフトバンクが0ゲーム差で2位の西武との直接対決3連戦戦第1ラウンドを制し首位をキープした。11日時点でソフトバンク、西武の両チームと0ゲーム差で3位だったオリックスは4位楽天を相手に黒星。この結果、3強で唯一勝ったソフトバンクが西武、オリックスとのゲーム差を1に広げた。

 11連戦の3戦目で中継ぎ陣の起用法が注目される中、藤本監督の継投が勝利を引き寄せた。5-1の6回、先発の東浜が9月に入って8試合で本塁打の1安打と不調だった山川に2ランを献上。さらに四球と安打などで2死三塁のピンチを招き左打者の呉念庭を迎えるところで、嘉弥真がマウンドに上がった。
 
 嘉弥真は今季チーム最多タイ46試合目の登板。一発出れば同点の場面で、カウント2-2から130キロのスライダーで空振り三振を奪い追加点を許さなかった。イニングをまたいだ7回は先頭に安打を許したが、後を受けた松本は2死満塁のピンチを背負うも鈴木を153キロ直球で見逃し三振。ベンチの執念に左右のリリーバーが応えてみせた。

 23試合連続無失点、同一リーグの対戦では全40試合無失点で、今季防御率が0.79となった嘉弥真は「6回のピンチの場面は自分らしい投球ができたと思う。7回の先頭はしっかりと抑えないといけない。あとを抑えてくれた松本に感謝したい」とコメント。8回からは泉、藤井、モイネロとつぎ込んだチームは11連戦の最初の3試合で延べ15投手を起用したが、状況次第では首位も3位もあり得た一戦で大きな白星を手にした。

 11日のオリックス戦に続いて序盤のリードを詰められる苦しい展開ながら、打線は12試合ぶりに2桁となる10安打。3回に今宮が逆転2点打、デスパイネが来日9年で8度目の2桁アーチとなる10号2ラン、4回にルーキー正木が本拠地初アーチを放つなど、左腕エンスを右打者が中心となって攻略した。

 ソフトバンク先発の東浜は5年ぶりの2桁となる10勝目を挙げた。

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