福岡県田川市の市立中学校に通う生徒が、４月５日に自殺し、いじめが原因の疑いがあるとして、市の教育委員会が「いじめ重大事態」に認定する方針などを決めたことが分かりました。

田川市教育委員会によりますと、４月５日、市立中学校に通う生徒が自殺しました。

この生徒は、去年１１月ごろから不登校が続いていて、昨年度の欠席日数は、国が「いじめ重大事態」の目安とする年間３０日を超えていました。

学校は、いじめが原因の可能性があるとの情報も把握していましたが、「重大事態」に認定せず、教育委員会にも報告していませんでした。

教育委員会などは、こうした学校の対応に問題があったとして、１６日、遺族に謝罪したということです。

教育委員会は、この件を「重大事態」に認定する方針で、１８日午後２時から会見を開いて、今後の対応も含めて説明するとしています。