ソフトバンクは宮崎キャンプ第3クール2日目の11日から紅白戦を行う。10日は新型コロナウイルス感染の影響で福岡・筑後で調整していた柳田、松田らに加え、グラシアルが今季在籍の外国人で最初に宮崎のA組に合流した一方、初日からアピールしていたドラフト2位のルーキー外野手、正木が右肘を痛めて離脱した。本格化するレギュラー争いを前に、藤本監督が紅白戦の選手起用について言及した。

　「正木が肘痛ということになって外野は4人しかいない。6イニングか7イニングになると思うので、Ｂ組から支配下の増田、中谷、野村（大）の3人を呼んで9人対9人。そこにマッチ（松田）、グラが（指名打者で）打つんだったら入ってくる形かな。柳田はおそらく出ない。合流した3人（柳田、松田、グラシアル）はその辺（出るか出ないか）は任せている。次のクールの紅白戦には出てもらうからということは伝えているので」

　球団は10日夜に11日の練習メニューを発表し、紅白戦の先発メンバーは以下の通りに決まった。

紅組＝ビジターユニホーム
1（中）上林
2（遊）川瀬
3（右）栗原
4（一）明石
5（三）井上
6（二）高田
7（捕）海野
8（左）水谷
9（指）野村大
投手　重田、尾形

白組＝ホームユニホーム
1（二）三森
2（遊）今宮
3（一）中村晃
4（指）甲斐
5（中）柳町
6（三）野村勇
7（捕）九鬼
8（右）中谷
9（左）増田
投手　大竹、奥村、高橋純

　正木の離脱でルーキーでは唯一の出場となる社会人出身の野村勇は遊撃がメインながら実戦デビューとなる今回は三塁で先発する予定。キャンプスタートから高評価を得ている守備に加え打撃でもアピールできるか注目される。主力がそろっていないためシーズン本番の布陣はまだ不透明だが、藤本監督がどんなオーダーを組むのか、これから徐々に見えてくることになりそうだ。