ソフトバンク10月1日にも自力V復活 7戦6勝の工藤監督「他のチームはもっとしんどい」

2021年09月29日

 ◇ソフトバンク5-2西武(28日・ペイペイドーム)

 4位ソフトバンクが今季リーグで唯一負け越している西武に快勝し、日本ハムに敗れた3位楽天に0・5ゲーム差と肉薄した。

 今季の西武戦は試合前まで7勝10敗3分け。中でもエース高橋に対しては6試合で3勝と最も白星を献上していた。その高橋から2回にデスパイネ、甲斐がいずれも2ランを放ち、5回はデスパイネが適時打。高橋に2019年4月以来の黒星をつけて対戦連敗を9で止めた。

 工藤監督はデスパイネの2ランで先制した後も攻撃の手を緩めなかったことを評価した。「2点も大きいけど、その後の2点がさらにね。4点は、言い方は悪いけど満塁ホームランでも同点なので、ピッチャーはある意味思い切っていける」。天敵から2得点だけで終わらなかったこの回の攻撃が、エース千賀を援護する上でも効果的だったと強調した。

 エース対決となった千賀は9月だけで3度目の中5日ながら7回途中2失点と好投。ベンチの狙い通りに白星を挙げ、チームはここ7試合で6勝を挙げるなど勢いづいてきた。首位ロッテと2位オリックスの直接対決3連戦第1ラウンドはオリックスに軍配が上がり、首位ロッテから4位ソフトバンクまで6ゲーム差。ソフトバンクは現時点で自力優勝の可能性が消滅しているが、西武3連戦の残り2試合、さらにロッテとオリックスの残り2試合の結果次第で10月1日にも自力優勝の可能性が復活する。

 残り21試合。まずは逆転でのクライマックスシリーズ進出が現実的な目標となるが、故障者が続々と帰ってきた前年王者がこのまま上位にプレッシャーをかけて再び混戦に持ち込めば優勝争いは面白くなる。工藤監督は「僕らは相手チームどうこうではなく、いまは自分たちが常に勝っていく中でいい結果が出ている。選手には勝敗うんぬんより自分の力を100パーセント出せるようにやってほしいと言っている。しんどいと思うけど、他のチームはもっとしんどいんだと、そういうのが次の勇気につながる」と一戦必勝の姿勢を口にした。

MOVIE
ももスポ最新動画

ももスポチャンネル

NEWS
ニュース

ニュース記事一覧をみる

SPORTS
スポーツ

スポーツ記事一覧をみる

GOURMET
グルメ

グルメ記事一覧をみる

GO OUT
おでかけ

おでかけ記事一覧をみる

LIFE
生活情報

生活情報記事一覧をみる

ENTERTAINMENT
エンタメ

エンタメ記事一覧をみる

FEATURE
特集

特集記事一覧をみる

ECONOMY
地域経済

地域経済記事一覧をみる