工藤監督「彼の存在は非常に大きい」逆襲に転じたソフトバンクの頼もしすぎるリリーフ右腕

2021年09月27日

 ◇ソフトバンク4-1日本ハム(26日・ペイペイドーム)

 中継ぎで2回無失点と好投したソフトバンクの松本が自身登板2連勝で今季3勝目を挙げた。

 8月26日以来の先発となった笠谷が5回1失点。近藤にソロを浴びて先制されながらも8三振を奪うなど試合をつくり、球数が100球に近づいたところで工藤監督は6回から松本にスイッチした。

 松本は中継ぎで3回を投げ2勝目を挙げた20日以来のマウンド。150キロ近い速球に100キロ台のカーブ、スライダー、シュートなど多彩な球種と緩急で7回まで投げ、6アウトのうち4つを三振で奪い流れを渡さなかった。

 これに打線が呼応。6回にデスパイネの適時打で同点に追いつくと、7回は自ら「頼むぞ」と声を掛けたリチャードが勝ち越しソロ。今宮のソロも飛び出し、松本に今季本拠地初白星が転がり込んだ。8月に第1子が誕生した後、自身2連勝となった右腕は「走者を出したけどしっかり抑えることができた。チームが勝つために必要なことをやり続けたい」と頼もしい言葉を口にした。

 9月に入り森、モイネロ、岩嵜が相次いで復帰しブルペンが安定したソフトバンクにとって、複数イニングを投げられる松本の存在は大きい。残り試合が少なくなり、まずはクライマックスシリーズ進出圏内の3位を狙う上で千賀、マルティネス、石川ら先発が中5日で投げるケースも増えてきた。工藤監督は「間隔を短くして投げる投手がいる中で、しっかり2イニングを投げられる。7、8、9回につなげられるし、彼らの連投が続いていれば、最後に松本君で長いイニングもある。彼の存在は投手陣にとって非常に大きい」と話す。この試合ではモイネロ、森がいずれも4月以来の3日連続登板。ロングリリーフが可能な松本も含めた継投プランの柔軟性が、ここ6試合で5勝1敗と立て直したチームの勢いにつながっているようだ。

 松本の最後の失点は7月9日。現在11試合連続無失点で、ここ4試合はすべて複数イニングを投げている。もともと先発で期待されていることもあり長いイニングを苦にすることはない。力強さを増した背番号66が逆襲に転じたソフトバンクのブルペンで貴重な輝きを放っている。

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