福岡県北九州市で、無免許にもかかわらず酒を飲んで車を運転し、事故を起こした疑いで、５４歳の無職の男が逮捕されました。

酒気帯び運転と無免許過失運転致傷の疑いで逮捕されたのは、福岡県芦屋町の無職・中尾剛容疑者（５４）です。

警察によりますと中尾容疑者は、２７日午後０時過ぎ、北九州市八幡西区三ツ頭で無免許で普通乗用車を飲酒運転し、その後、若松区高須西の美容室の駐車場へと乗り上げて４台の車に衝突、うち１台の車に乗っていた４５歳の女性に両肩打撲などのけがを負わせた疑いです。

衝突したほかの車に、当時、人は乗っていませんでした。

中尾容疑者は、事故のあと病院に搬送されましたが、呼気から基準値の５倍を超えるアルコールが検出されたため、退院した２８日に逮捕されました。

調べに対し中尾容疑者は、「飲酒して足がふらついていたことは覚えていますが、無免許で車を運転中に事故を起こしたことについては覚えていません」と容疑を否認しているということです。

警察は、中尾容疑者が運転していた車の持ち主の確認を急ぐと共に、事故当時の詳しい状況を調べています。