クラクションに腹を立て車を蹴り壊した疑い 消防士の男を逮捕 「覚えていません」容疑否認 福岡市

04月24日


福岡市早良区の交差点で、道路横断中にクラクションを鳴らされたことに腹を立て、軽乗用車の後部ドアを蹴って損壊させたとして、消防士の男が逮捕されました。

器物損壊の疑いで逮捕されたのは、福岡市消防局早良消防署に勤務する消防士・曲渕将太容疑者(29)です。

早良警察署の調べによりますと、曲渕容疑者は4月10日午後10時10分ごろ、福岡市早良区の西新5丁目交差点で、会社員の男性(23)が運転する軽乗用車の後部ドアを蹴って壊した疑いです。

当時、曲渕容疑者が交差点を横断中に歩行者用信号が赤になり、軽乗用車の男性がクラクションを鳴らしたところ、曲渕容疑者が怒って車のドアを蹴ったということです。

被害男性が、現場を立ち去った曲渕容疑者のあとをつけて飲食店に入ったのを確認し、警察に通報したことで逮捕に至りました。

事件当時、曲渕容疑者は酒に酔っていて、警察の調べに対し「車を蹴って壊したことは思い出すことができません」「覚えていません」などと容疑を否認しています。

今回の逮捕を受け、福岡市消防局の高田浩輝局長は「市をあげて不祥事防止に取り組んでいる中で、職員が逮捕されたことは誠に遺憾であります。被害に遭われた方に対してはもちろん、市民の皆様に深くお詫び申し上げますとともに、早急に事実関係を把握し、厳正に対処いたします」とコメントを発表しています。

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