コロナ「5類」移行 デパートで飛沫防止パーティション撤去も…従業員は“自己判断”でマスク着用 福岡

2023年05月08日


5月8日から新型コロナウイルスの法律上の位置づけが2類相当から5類に引き下げられました。

医療費の自己負担など季節性インフルエンザ並みの対応となる中、街の変化を取材しました。

福岡市・天神の西鉄福岡駅。

最大9連休のゴールデンウィークが明け、日常の通勤風景が戻ってきました。

◆記者リポート
「コロナが5類に引き下げられましたが、多くの人がマスクを着けている印象です」

新型コロナが感染症法上の5類へ引き下げられることで、感染者や濃厚接触者に対する外出自粛要請などの行動制限はなくなりますが、天神の街中を見てもマスクを着けている人の方が多く見られました。

◆男性
「(マスクを)周りがしなくなったら取ろうかなと思っています」

◆男性
「(勤務先からは)どっちでもいいと言われているけど個人的には付けておきたいなと」

◆女性
「必要なところでは付けていくという感じで分けている」

大丸福岡天神店では、8日朝の開店前、飛沫防止のパーティション約1000枚を撤去しました。

約3年ぶりにこれまでの営業スタイルに戻ります。

◆博多大丸 食品部マネージャー 大場智基さん
「お客様に配慮しながら、マスクの着用自体は個人の判断でやりながら、お客様が楽しく安心して買い物できる環境を作っていこうと思います」

しかし、実際に営業が始まると、ほとんどの従業員がマスクを着けたまま接客を行っていました。

◆博多大丸 広報 箱崎純史さん
「まだまだ様々な声といろんな配慮が必要な時期だと思いますので、出てくる情報を我々独自で捉えたり、行政の施策も見たりしながら、お客様に十分配慮していく期間」

街中は変化に慎重な一方で、5類への移行により私たちを取りまく医療の状況は大きく変化します。

福岡市内の発熱外来、8日午前中だけで6人の患者が訪れました。

これまで公費負担だったPCR検査費などの医療費は8日から原則自己負担となります。

その一方で、新型コロナ治療薬や入院費などは今年9月まで公費負担が続きます。

◆井上さとし内科 井上聡 院長
「5類になるということで、(季節性)インフルエンザと同等の感染症として医療機関も扱うことができる。扱う医療機関も増加するだろうから、我々にとっては非常にいいこと」

また、福岡市では8日から高齢者や基礎疾患のある人へのワクチン接種を開始していますが、5類引き下げ後も今年度は無料となっています。

新型コロナの感染拡大から3年、本当の意味で日常を取り戻すためにはまだ少し時間がかかりそうです。

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