福岡空港の混雑緩和へ 4月20日から「番台方式」導入 保安検査場の負担減

2023年04月20日


保安検査場の慢性的な混雑が問題となっている福岡空港。

混雑緩和に向けて4月20日から新たな対策が始まりました。


20日朝の福岡空港国内線、出発ロビー。

◆記者リポート
「これまでは、手荷物検査のレーンごとに行われていた搭乗券の確認が、こちらの入り口で一括して行われるようになりました」

保安検査場に入る前に搭乗券を確認する、その名も「番台方式」。

従来の方法は(画面左側)手荷物検査と搭乗券の確認が一緒に行われていましたが、番台方式では、先に搭乗券の確認を済ませ、各自すいているレーンに進み検査を受けます。

こうすることで、保安検査の検査員の負担を減らし、1レーンあたりの1時間ごとの検査の人数が従来の約150人から約170人程度に増やせる見込みです。

こうした対策の背景にはー

◆今年1月放送「記者のチカラ」より
「多くの人が帰省や旅行を楽しむ一方で、九州の空の玄関口・福岡空港では混雑が激化しています」

今年1月の保安検査場の様子。

◆記者リポート(今年1月)
「福岡空港の保安検査場なんですが、検査員の数が少ないため、空港職員が手伝っています」

次々と訪れる搭乗客をさばききれず、専門の検査員だけでなく空港職員が手伝う事態に…

実は、ここで働く検査員の数はコロナ禍前の6割以下となっていて、「人手不足」が深刻化していました。

空港によると、検査員不足は改善傾向にあるものの、現在も継続中。

未だに早朝などの混雑時には30分程度の待ち時間が生じていて、空港の担当者は番台方式の導入に期待を寄せています。

◆福岡国際空港 小林智子 広報課長
「GWを前に導入できたので、お客様の待ち時間が少しでも短くなればと思っております」

Q.検査員不足の対策は?
◆福岡国際空港 小林智子 広報課長
「空港としても採用のHPですとか、合同説明会の方で連携して採用活動に努めて参りたいと考えております」

方式の導入は南保安検査場で4月20日から、北保安検査場は25日からです。

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