九州大学 大腸がん再発の原因を特定 がん根治へ期待 福岡県

2023年03月08日

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九州大学の研究グループは、大腸がんの再発の原因を突き止めたと発表しました。

今回の発見は他のがんの根治にもつながる可能性があります。

九州大学の中山敬一主幹教授らの研究グループによりますと、大腸がんの増殖や再発を起こすのは「がん幹細胞」という細胞で、このなかに増殖が速い細胞集団と増殖が遅い細胞集団の2種類が存在することを明らかにしました。

従来の抗がん剤は増殖が速い細胞をターゲットとして設計されているため、増殖が遅い細胞には効果が薄く、がんが再発してしまうことがわかったということです。

また、増殖が遅い細胞には、抗がん剤に抵抗性があるp57という遺伝子が特異的に発現していて、このp57を除去する薬と抗がん剤を併用することでがんの再発を強力に抑制することを確認しました。

研究グループはp57に対応する薬の開発に取り組んでいて、がんの根治に期待が寄せられています。

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