”ドリフト行為”の男性「申し訳ございません」 SNSでお詫び ダム駐車場で撮影の動画に批判 福岡県

2022年11月22日

サムネイル
福岡県篠栗町のダムの駐車場で、車のドリフト行為が何度も繰り返されています。

警察はこのうち、一部のドリフト行為に関与したとみられる、いずれも20歳の男性2人を器物損壊の疑いで任意で調べています。

これは、SNS上で批判を浴びている迷惑行為の映像です。

暗闇の中、1台の白いスポーツカーが白い煙をあげながら旋回を続けています。

映像には「楽しかった」との文言もつけられています。

この映像がSNSに投稿されたのは10月上旬ごろ。

撮影場所は、福岡県篠栗町にある「鳴淵(なるふち)ダム」の駐車場でした。

現場を訪れてみるとー

◆記者リポート
「非常に自然豊かなダムの近くの駐車場ですが、地面に目をやると幾重にも重なった黒いタイヤ痕が残されています」

映像を改めて見てみると、この迷惑な行為の映像は、車の運転手と撮影者の少なくとも2人で制作されているのがわかります。

駐車場内で白いスポーツカーは危険な「ドリフト行為」を繰り返し、真っ黒なタイヤの痕を残して現場を後にしました。

◆記者リポート
「タイヤ痕の大きさ測ってみたいのですが、小さいもので(直径)3.8mほどありますね。この辺、特に濃ゆくて、触ってみると簡単に落ちそうに無いです、そして少し削れたような、そんな感触もあります」

様々な人が利用する駐車場で起きた迷惑行為。

その後、車の運転手は「ドリフト行為」を見せびらかしたかったのか、映像をSNSに投稿しました。

ところが、映像を見た人から「公共の場所はきれいに使って欲しい」といった声が寄せられ批判を浴びました。

そして投稿から数日後、車を運転していた男性はー

◆車の運転手
「一日じゃタイヤ痕消えないと思いますので、何日かに分けて磨きにいきます。この度は申し訳ございませんでした」

男性は、自身のSNSに「タイヤ痕を消す作業を行う」と書き込み、謝罪しました。

◆駐車場の利用者
「いい気持ちはせんですよね、誰でも。ここに来られる方は、車好きでまじめな人ばかりですよ。心配してありましたよ、『自分たちも同じように見られないかな』とか」

そして、駐車場を管理する篠栗町の担当者はー

◆篠栗町 都市整備課 堀雅仁課長
「非常に残念なことだと思っています。いろんな方がお見えになる場所です。モラルを持っていただきたいのと、迷惑行為は是非とも止めていただきたい」

篠栗町は今年9月、駐車場に残るドリフト痕に関する被害を警察に相談。

警察はSNSで投稿された動画などを元に、ドリフト行為に関与したとされる、いずれも20歳の男性2人を器物損壊の疑いで任意で調べを進めていることが分かりました。

◆記者リポート
「一面にタイヤ痕ありますが、この小さい円は恐らくバイクのものでしょうか」

現場となったダムの駐車場は、以前から県内有数のドリフトスポットになっていると見られているほか、何かを塗装したようなあとが残るなど迷惑行為が繰り返されていて、警察は「パトロールによる警戒活動を強めたい」としています。

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