新型コロナの融資制度を巡る詐欺事件で福岡県警に逮捕された大阪の市議会議員の女が、「自分を介せば無担保・無利子で融資が受けられる」とうその説明していたことが分かりました。

大阪・寝屋川市の市議・吉羽美華容疑者（４２）ら男女５人は、２０２０年７月以降、堺市の福祉施設に新型コロナの公的融資を受けさせ、業務委託料として約６千万円をだまし取った疑いが持たれています。

吉羽容疑者らは福岡の福祉施設などで合わせて１０数億円をだまし取っていたとみられています。

吉羽容疑者は別のグループでも詐欺行為を繰り返していた疑いがあり、融資をもちかける際に「市議である自分を介せば無担保・無利子で融資が受けられる」などとうその説明していたことが捜査関係者への取材で分かりました。

警察は、議員の立場を悪用していたとみて事件の全容解明を進めています。