Home スポーツ 6年前はWBC辞退した大谷翔平 無念の声を聞いた侍小久保元監督「彼の中で大きなウエートを占めていた」 03月20日 「胃の当たりがムズムズ」 野球日本代表「侍ジャパン」元監督、ソフトバンクの小久保裕紀2軍監督(51)がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で21日(日本時間)に米フロリダ州マイアミで行われる準決勝に臨む侍ジャパンへの思いを口にした。 6年前の前回大会で監督として侍ジャパンを率い4大会連続4強。立場が変わりソフトバンクのユニホームを着てWBCイヤーを迎えた今年、16日夜に東京ドームで行われた準々決勝をテレビ観戦しながら当時の記憶がよみがえってきたという。 「あの時のことを思い出して、ちょっと胃のあたりがムズムズする感じがした。(画面越しに)アップになったときの選手の表情、栗山監督の目。全然(普段と)違っていた。負けたら終わりなので、何が起こるか分からない。ロースコアのスポーツほど考えもしないことが起こり得ますから」 3回、大谷翔平が意表を突く初球セーフティーバント。試合が大きく動くきっかけとなったこの場面は小久保2軍監督にとっても印象的だったという。 「シーズン中も結構、僅差の場面でやっていましたよね、シフトの裏をかいて。だからあり得る、起こり得るなとは思っていたけど、まさかこれだけ状態がいい、本人のバッティングの状態が最高の中でしたところに意味がある。調子が悪い時ならともかく、1次ラウンド(プールBの)MVP、状態が良いところでのバントだったので、より意味があるのではないかと」 前回開催の2017年は大谷にとって日本ハムでの最後のシーズン。前年の16年はシーズンMVP、チームも10年ぶりの日本一となり、日本中が「二刀流」大谷の一挙手一投足に注目している中で迎えたWBCイヤーだった。大谷も当然ながら侍ジャパンに入るはずだったが、右足首痛で辞退。小久保2軍監督は本人と話した際のことを鮮明に覚えている。 「残念そうというか、WBCに懸ける思いというのが伝わってきた。彼自身の中では人生の目標として大きなウエートを占めているということだったのでね。それが今回、押しも押されもせぬスーパースターとして、しかも二刀流のルールを変えるところまできての出場ですから。僕もうれしいし、一人のファン、応援団みたいな感じでワクワクしながら見ています」 源田に重ねた6年前の出来事「秋山がだぶって見えた」 大谷、ダルビッシュがそろってマウンドに上がり、苦しんでいた村上もタイムリー。結果はもちろん中身にも大きな価値があった準々決勝で、小久保2軍監督が注目した選手はほかにもいた。準々決勝から一夜明けた17日はプロ野球ウエスタン・リーグの開幕日。小久保2軍監督は「源田が骨折しながら出場した」と名前を挙げた上で、前回大会の出来事を重ねた。 「僕が(侍ジャパンの)監督の時の秋山(翔吾=当時西武、現広島)がちょっとダブって見えた。あの時は足の指を骨折しながら、結局東京ドームでの試合もアメリカでの準決勝もスタメンで使った。本来、骨折であればなかなかプレーは難しいけど、骨折した箇所によっては、本人がやれると思えばやれるんだと。それをきょう全ての(2軍)選手の前で話しました。決めるのは自分やぞ、選択権は自分にある、骨折だから駄目だっていう問題じゃない、骨折でもやれるところもある、と。昨日の源田の姿を見て感じたものがあるという話をしました」 準決勝から舞台は米国へ。環境の変化に加え、負けたら終わりという緊張感が漂うが、小久保2軍監督は「やっぱりダルビッシュが合宿の時からいてくれたということも大きかったと思う」とチーム最年長の存在を挙げながらまとまり、結束の強さに注目した。WBCが終わった8日後には日本のプロ野球が開幕する。自らの立場で侍ジャパンが盛り上げた野球熱を引き継いでいく決意も示した。 「おそらく今回、普段野球をあまり見ない方も見てくれているからこその(中継の)視聴率だと思う。僕らの仕事は1軍が勝つために、そういう組織になるために競争意識を芽生えさせること。競争を生まないと選手としては強くあり続けられない。自分が今何ができるかということを考えながら、応援したいと思います」 2月17日に侍ジャパンの強化合宿が始まってすぐ、同じ宮崎でキャンプ中の小久保2軍監督は栗山監督の下へ足を運びエールを送った。3大会ぶりの世界一まであと2勝。準決勝でメキシコと激突し、22日の決勝に進んだ場合は米国と対戦することも決まった。小久保2軍監督は「プレッシャーがかかるのは当たり前。何とか世界一奪還に向けて頑張ってほしい」と期待しながら見守っている。 (TNC「福岡NEWSファイルCUBE」18日放送より) MOVIEももスポ最新動画 ももスポチャンネル RELATED関連記事 スポーツ "現役ドラフト1期生”プロ10年目の新たな挑戦 ソフトバンク古川「結果出さないと」2戦連続無失点 03月07日 スポーツ ソフトバンク和田が発案「旦過市場復興支援企画」スタート きっかけは旅番組、沖縄と福岡をつなぐ思い 01月14日 スポーツ 5球団競合のドラ1田中正義がソフトバンクから流出 FA近藤健介の人的補償で日本ハムへ 01月10日 スポーツ 千賀滉大、メッツ入り決め手は「ポストシーズンを早く経験したい」バーランダー、シャーザーの存在も 2022年12月19日 「ももスポ」編集部 「報道ワイド 記者のチカラ」月~金・夕方6時30分頃から絶賛放送中!ホークス、アビスパ、ギラヴァンツ…福岡のスポーツを全力で取材します!番組公式Twitter ⇒ https://twitter.com/momospo 執筆者一覧をみる NEWSニュース 受験生を応援する『ポテトチップス 合格する梅(ばい) はちみつうめ味』 福岡の高校生が開発 1時間前 正月食材に”異変” 季節外れの暖かさで「ブリ」好調 冬の珍味「ノウサバ」出荷量減か 福岡県 2時間前 「稼げる空港に」滑走路3000メートルへ延伸着工 ヤマトHDなど就航相次ぐ 北九州空港 3時間前 ミャンマーから待望のゾウ4頭 福岡市動物園に2024年春到着 飼育エリアを3倍に拡大 3時間前 ニュース記事一覧をみる SPORTSスポーツ ソフトバンク藤本監督が退任 後任は小久保2軍監督、3年連続V逸で「ミスターホークス」に常勝再建託す 10月15日 退団から半年で同一球団に復帰 ソフトバンクが動いた「デスパイネ再契約」の背景 05月31日 ソフトバンク先発枠を争う“実績組”の変化「サメになった森唯斗」「声を上げ始めた有原航平」 05月10日 育成出身”自転車通い”の開幕投手 病気乗り越え「誰もが届くものではない」マウンドで白星 04月01日 スポーツ記事一覧をみる GOURMETグルメ ピリッとうま辛!福岡発上陸の”地獄の坦坦麺”を堪能しよう! 9時間前 パーティーにもぴったり!デパ地下の「クリスマス限定スイーツ」をご紹介! 3日前 寒い時期にぴったりな鍋!注目の「とろみ鍋」をご紹介! 4日前 ”揚げたて”を糸島エリアで探しました!旬の「さわらの天ぷら」や「特大牡蠣フライ」が登場! 11月29日 グルメ記事一覧をみる GO OUTおでかけ 長崎県・平戸を巡る!おすすめの絶品グルメが続々登場! 3日前 自然豊かな福岡・豊前市を巡る!グルメと癒しの人気スポットをご紹介! 11月24日 広島県・宮島を巡る!おすすめのお出かけスポットをご紹介します! 11月21日 シーズン到来!「筑紫野いちご農園」で"いちご狩り"と”絶品スイーツ”を楽しもう! 11月15日 おでかけ記事一覧をみる LIFE生活情報 「北九州市国際映画祭」初開催!映画と北九州市の関係を深掘りします! 9時間前 目からうろこの情報満載!「クリスマスの準備にとっても役立つ」裏技5選! 11月28日 都会の中のオアシス!緑に包まれた複合施設「アクロス福岡」を深掘りします! 11月27日 パパママ必見!「こどものお片付け術」をご紹介!【こどもにピタッと。プロジェクト】 11月24日 生活情報記事一覧をみる ENTERTAINMENTエンタメ 【公式】 兵庫県 願いが叶う椅子に座る旅 後編 (2019年12月06日OA)|ゴリパラ見聞録 4日前 #9【公式】「角田信朗とゆまちんのエンジョイGOLF~当たりは最高!~ 」毎週火曜日 午後10時54分放送 11月29日 パフォーマンスユニット・ナニコレ?劇団【ミライへの1minute】#161 11月28日 「匠の蔵」12月は福岡県大川市の組子職人! 11月28日 エンタメ記事一覧をみる FEATURE特集 工藤会トップ死刑判決から1年(4)福岡県警前刑事部長に聞く “野村崇拝”は根強いか 関東への進出は 2022年08月26日 工藤会トップ死刑判決から1年(3)-1 元“マル暴”刑事が見た「野村被告の恐怖支配」誕生の瞬間 2022年08月25日 工藤会トップ死刑判決から1年(3)-2 元“マル暴”刑事が見た「野村被告の恐怖支配」誕生の瞬間 2022年08月25日 工藤会トップ死刑判決から1年(2)現役組員「関東では食えている」 野村被告の影響力と組織の不穏な動き 2022年08月24日 特集記事一覧をみる ECONOMY地域経済 地域経済記事一覧をみる