福岡でも短時間で押し寄せる津波に警戒 西山断層で大きな地震「2分で4.2m」 どこに逃げるか準備を

04月03日


3日午前9時ごろ、TNCの報道フロアに地震発生の一報が鳴り響きました。

地震や津波はいつ起こるか予測できません。

実際に今年1月の能登半島地震では、約4メートルの津波が観測されています。

実は、福岡も短時間で高い津波にのみ込まれる恐れがあることは、広く知られていません。

今後、30年以内に太平洋側を震源に70%から80%の確率で起こるとされる「南海トラフ地震」。

国の想定では、周防灘沿いにある福岡県の6つの市や町にも最大4メートルの津波が到達する可能性があります。

2021年、九州大学の杉本めぐみ准教授はTNCの取材に対し、短時間で押し寄せる「日本海側」の津波にも警鐘を鳴らしていました。

現在、福岡県内では8つの断層が確認されています。

この中で、杉本准教授が特に注目していたのが玄界灘から福岡県朝倉市に至る「西山断層帯」です。

◆九州大学 杉本めぐみ准教授(2021年)
「国の想定では、西山断層で大きな地震が起きた場合、2分間で4.2メートルの津波が福岡県福津市・宗像市・岡垣町まで届くと言われています。さらに深刻なのは、津波が起こる地震は、30秒以上揺れ続ける可能性が高いので、30秒身を守るために待っていたら、(残り)1分30秒の間にきちんと安全を確保する避難をできるか。非常に短い時間で(避難する)ということに対して、私は大変心配しています」

2分で津波が到達するといわれる福岡県福津市の沿岸部を訪れると・・・

◆記者リポート
「こちら福津市の海岸です。海岸線に沿って建物が建ち並んでいますが、津波に対する警戒感は高くはないようです」

◆福津市民
「日本海側だから大きな津波は来ないかなと思ってましたけど、来るんですか?」

◆福津市民
「いざとなった時は考えないと、とは思うが、あんまり身近には感じていない」

◆福津市民
「あまり現実的ではないし、想像はできない」

福津市の海岸で20年以上、マリンショップを経営している渡辺さんは「今まで大きな津波が来なかったから今回も大丈夫」という思い込み、いわゆる正常性バイアスが広がっていると指摘します。

Q.この地域で津波を想定した避難訓練は?
◆マリンショップ経営 渡辺公義さん(2021年)
「それはないと思います。(2005年の)西方沖地震の時も津波予想が出たが、そういう風に(大きな津波は来ない)と思っていると思いますけど、何が起こるか分からないのが自然なので」

生死を分ける2分間。

津波から身を守るために、今できることは・・・

◆九州大学 杉本めぐみ准教授(2021年)
「4メートルの津波では、高さが3階建て以上の建物を見つけておく必要があります。そういった建物が事前にどこにあるかということを知っておかなければ、2分の間にそれを見つけて、そこに逃げるのは難しいです」

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