小林製薬「紅麹」問題 福岡県で“健康被害”43人に 政府「機能性表示食品」対応策まとめる方針

04月01日


小林製薬の紅麹を使った関連食品を摂取し、健康被害を訴えている人が福岡県内で40人以上にのぼっていることがわかりました。

福岡でも問題の影響が広がり続けています。

◆70代
「すごいショックですよね。私たちの年代は、みんな結構頼っているので」

◆50代
「怖い。サプリやめようかなと思っている」

◆20代
「安心して飲んでいたサプリメント、手軽に手を出したらいけないのかなと思った」

小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメントを摂取した人に健康被害が相次いでいる問題。

厚生労働省は3月31日、大阪工場に続き、子会社の和歌山工場で立ち入り検査を行い、製造の工程などを確認しました。

問題のサプリを巡っては、摂取していた人に腎疾患などの症状が相次ぎ、これまでに5人が死亡、114人が入院したことが明らかになっています。

福岡県内でも4月1日までに43人が健康被害を訴え、少なくとも6人の入院が確認されています。

小林製薬などによると、原因は青カビから発生する天然化合物「プベルル酸」の可能性があり、紅麹の原料を製造していた大阪市内の工場で混入したとみられるといいます。

健康被害の原因究明が進められるとともに、いま揺らいでいるのが「機能性表示食品」に対する信頼です。

そもそも、この言葉の認知度は?

Q.「機能性表示食品」と聞いたことはありますか?
◆50代
「機能性…ないですね」

◆30代
「あんまり意識してないかも」

◆50代
「“トクホ”みたいなイメージはあったのだが、今回ニュースとかを見て『こんなに違いがあるんだ』とびっくりした」

2015年に始まった「機能性表示食品」の制度。

「悪玉コレステロールを下げる」など健康に関する有効性について、消費者庁に届け出さえすれば、「国の審査」の必要なく表示できるものです。

健康志向の高まりを受けて市場は急拡大し、商品の数は約6800点にのぼっています。

これより先に同じような制度として設けられたのが、「トクホ」としてよく耳にする「特定保健用食品」。

1991年から始まり、その効果や安全性について「国が審査」して許可を出します。

2つの大きな違いは、国による審査が「ある」か「ない」かー。

今回の紅麹サプリの問題を受けて、機能性表示食品を複数製造する福岡県内の健康食品メーカーには、消費者から安全性に関する問い合わせがこの1週間で300件近く寄せられています。

◆福岡県内 メーカー担当者(電話取材)
「信頼を頂くために書いている“機能性”が逆に『信頼できるのか?』と問い合わせが来る。きちんと誠実に商品を作ってお届けするということをお伝えしていく」

一方、メーカーの機能性表示食品の届け出を支援している福岡県久留米市の企業の担当者は、今回の問題で「機能性表示」が否定されることは「遺憾」だと話しました。

◆久留米リサーチパーク 赤尾哲之 常務取締役
「今回の案件で機能性表示食品全てが否定されるものではないと思っている。どの食品も安全性はまず担保されてしかるべき」

政府は「機能性表示食品」のあり方など、対応策を5月末をまでにまとめる方針で、制度の見直しを含めた議論が今後、加速しそうです。

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