同僚から現金を盗んだり、訓練中に他の隊員を死亡させる事故を起こしたなどとして、陸上自衛隊久留米駐屯地に所属する隊員など、合わせて４人が懲戒処分を受けました。

久留米駐屯地によりますと、３０歳の３等陸曹の男性が２０２１年６月ごろから７月ごろの間、同僚の隊員の口座から現金６５万円余りを引き出し盗んだとして２０日、懲戒免職となりました。

３等陸曹は「金銭欲しさにやりました」と話しているということです。

また、２０２１年１２月１７日、演習場で自衛隊車両のエンジンを始動する際、変則ギアの確認を怠って車両をバックさせ、作業中の他の隊員を死亡させる事故を起こしたとして、３１歳の３等陸曹の男性を停職６日、指導していた４６歳の１等陸尉の男性を減給の懲戒処分としました。

このほか航空自衛隊春日基地でも、借金返済などの目的で他の隊員の財布から複数回にわたり現金を抜き取り、あわせて約８万円を盗んだとして、２０代の空士長の男性が懲戒免職となっています。