大浴場お湯換え年2回だけ 警察が「大丸別荘」を家宅捜索 福岡県からの刑事告発受け

2023年03月10日


大浴場の衛生管理を怠り福岡県に虚偽の報告をしていたとして、県から公衆浴場法違反の疑いで刑事告発された温泉旅館「大丸別荘」について、県警は10日朝、家宅捜索に着手しました。

福岡県筑紫野市にある温泉旅館「大丸別荘」には、10日午前8時すぎ、福岡県警の捜査員らが家宅捜索に入りました。

県警は今回の捜索で、従業員の勤務状況や指示命令が分かる関係資料を押収し、浴場のメンテナンスや点検がどのように行われていたのか、などについて詳しく調べるということです。

「大丸別荘」は、県の条例で週1回の実施が定められている循環式の大浴場の湯の交換を年に2回しか行っていなかったにもかかわらず、去年8月の県の検査に「適正に行った」と虚偽の報告をしていました。

消毒用の塩素の投入も怠り、去年11月には大浴場の湯から基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出されていて、山田真前社長は2月28日、「大した菌ではないと考えていた」などと謝罪会見し、その後、引責辞任しました。

福岡県は、大浴場の衛生管理を怠り県に虚偽の報告をしたことが公衆浴場法に違反する疑いがあるとして、大丸別荘と山田前社長を刑事告発していました。

告発にともなう8日の会見で、福岡県の担当者は「入浴施設全体に対する信用を失墜するような行為。強い危機感を持っている」と語りました。

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