Home ニュース いきなりズボン下ろされ…同僚から“セクハラ” 被害女性「私の人生どうなる?」 会社の対応“ひどい” 2023年03月01日 福岡県内で2月に起きたセクハラ事件の被害女性が、収まらない憤りと苦しい胸の内を明かしました。 加害者の同僚は、その後逮捕されましたが、勤め先の対応が女性をさらに追い込んでいます。 ◆被害女性 「ズボンを足首まで下ろされたっていう感じですね。自分が我慢するしかないのかなって。どうして被害者なのに私だけがこんな思いしないといけないんですか」 収まらない怒りに声を震わせながら理不尽さを訴える20代の女性ー。 筑後市で起きたセクハラ事件の被害者です。 加害者の同僚の男は暴行容疑で逮捕されましたが、事件後の勤め先の対応で苦しい立場に追い込まれているといいます。 事件は、加害者の同僚も参加していた会社の新年会の席で起きました。 ◆被害女性 「いきなりズボンを下ろされたっていう感じですね。もちろんその中はショーツしか履いてなかったので、ショーツが16人もの前で露わになった」 賑わう居酒屋の店内で突然、背後にいた同僚の男からズボンを引き下ろされ、多くの人の面前で下着姿を晒されました。 あろうことか、他の同僚や上司の男性たちは笑っているばかりで、男の行為を咎めることは一切無かったと言います。 ◆被害女性 「何回も『謝って』って言ってもヘラヘラしてるような感じで、何とも思ってないんだろうなって」 女性を辱しめたのは、同僚で八女市に住む山口憂馬容疑者(36)。 女性からの相談を受けた警察が悪質だと判断し、暴行容疑で逮捕しました。 しかし、警察の調べに対し山口容疑者はー。 ◆山口容疑者(取材による供述内容) 「酔っていて覚えていない」 ◆被害女性 「びっくりしました。え?覚えていない?『覚えていない』で通用できるの?って」 謝罪もなく、反省した様子さえうかがえない加害者。 さらに、事件後の勤め先の会社の対応も、被害者にとっては極めて不誠実なものでした。 これは、女性が会社の上司にセクハラ被害を打ち明けた際のLINEのやりとりです。 ◆上司からのLINE 「昨日の山口さんは激しく酔っぱらってましたね」 「酒の失敗、誰しもあることですね。俺も気をつけなきゃ」 職場の新年会で起きたセクハラ被害だったため、その後も会社に解決を求めましたが、会社は「プライベートで起きたトラブルについては個人での対応になる」として、何の対応もしなかったといいます。 それどころか社内では、その後警察に相談した女性を責め、加害者の男を気遣う声まであがったということです。 ◆被害女性 「容疑者の人生を心配する声が会社で飛び交っていると聞いたので…。そっちの人生より私の人生はどうなるの?って」 事件後、女性は出社するだけで吐き気や震えが止まらない状態になり、現在は休職中です。 別の部署への異動も提示されたものの、意に沿う条件ではありませんでした。 そんな女性に、会社は『復職しなければ自己都合退職になる』と通告しています。 TNCの取材に対し会社は、「事件を重く受け止める」と回答し、「就業時間外に起きた事件ではあるが、同様の事案が今後起きないよう指導を徹底する」としています。 一方で、「被害者の異動に関しては事件とは関係の無いことであるためコメントは控える」としています。 今回の事件を巡る職場の対応について、セクハラ問題や女性が被害者になる事件に詳しい弁護士はー。 ◆上谷さくら弁護士 「かなりひどい対応だなと思います。加害者を擁護するような声。被害をとても軽視してる」 厚生労働省のまとめによると、2021年度に寄せられたセクハラの相談件数は全国で約7070件。 コロナ禍で職場や飲み会で対面する機会が減った2019年から一時減少していたものの、再び増えてきています。 上谷弁護士によると、職場で起きたセクハラは、人間関係や雰囲気の悪化を恐れて被害者が泣き寝入りするケースが多いと言います。 ◆上谷さくら弁護士 「本当なら加害者を顔を合わせなくていい部署に異動させる措置が必要だが、小さい会社だとなかなかそうはいかなかったり、見て見ぬふりをする、黙っているというのは加害者を応援していることに他ならない。加害者を擁護してどうするのか。『被害者に二次被害与えるな』と言える職場にしていかないといけない」 今も思い出すだけで震えが止まらないというセクハラ被害者の女性。 それでも声をあげたのには、強い思いがありました。 ◆被害女性 「(他の被害者が)自分と同じように泣き寝入りしなくちゃいけないのかな、もみ消されるのかなって。自分の人生を犠牲にして諦めるよりも(自分が)声を張った方が少しでも勇気を持てるように(なってほしい)という思いがある。多くの女性に『泣き寝入りしなくてもいいんだよ』と私も言いたい」 RELATED関連記事 ニュース SNS上の「闇バイト」数秒単位でどんどん投稿 困窮した若者が安易に加担か 福岡県警が対策強化へ 2023年02月27日 ニュース 新年会で女性のズボンを“引き下ろし”下着姿に 暴行容疑で36歳男を逮捕 「覚えていない」と否認 福岡 2023年02月20日 NEWSニュース GW最終日Uターンラッシュがピーク JR博多駅は混雑 新幹線「のぞみ」全席指定で満席も 福岡 31分前 「黒煙が上がっている」 廃棄物処理業者の敷地内で火事 廃家電など焼ける 北九州市 1時間前 きょう午後4時47分~ 「記者のチカラ」は… 3時間前 10回目「将棋DAY」 小中学生など約180人やプロ棋士が参加 福岡市 17時間前 ニュース記事一覧をみる SPORTSスポーツ ソフトバンク藤本監督が退任 後任は小久保2軍監督、3年連続V逸で「ミスターホークス」に常勝再建託す 2023年10月15日 退団から半年で同一球団に復帰 ソフトバンクが動いた「デスパイネ再契約」の背景 2023年05月31日 ソフトバンク先発枠を争う“実績組”の変化「サメになった森唯斗」「声を上げ始めた有原航平」 2023年05月10日 育成出身”自転車通い”の開幕投手 病気乗り越え「誰もが届くものではない」マウンドで白星 2023年04月01日 スポーツ記事一覧をみる GOURMETグルメ 2種類のスープを使って作るこだわりの「中華そば」専門店!絶品「炙りチャーシュー丼」も登場! 02月27日 ランチ限定!人気のビュッフェで野菜料理を堪能しよう! 02月21日 革命的うまさ!”モツカレーチーズうどん”や絶品”肉えび天うどん”が登場!【うどんMAP】 02月21日 惣菜サンドからフルーツサンドまで種類豊富!”ベーグルサンド”専門店がオープン! 02月16日 グルメ記事一覧をみる GO OUTおでかけ 特別で優雅な時間を!九州初上陸の「長崎マリオットホテル」に潜入! 02月26日 熊本・阿蘇市を巡る!豪華バイキングから温泉まで おすすめスポットをご紹介! 01月26日 長崎県佐世保市を巡る!絶品佐世保バーガーや癒しのジャズ喫茶が登場! 01月12日 大分県・佐賀関を巡る!名物グルメの関あじ・関さばから絶景の温泉まで! 01月05日 おでかけ記事一覧をみる LIFE生活情報 目からウロコの情報満載!色々な料理に大活躍の「キャベツ」に関する“裏技”をご紹介! 02月20日 子連れでも安心!「充実したキッズスペース」を紹介!【こどもにピタッと。プロジェクト】 02月16日 生活にまつわる便利な裏技!「冬のあるある問題」を解決します! 02月06日 邪気を払い 福を呼び込むための行事!「節分」の豆知識&運気上昇のコツをご紹介! 01月29日 生活情報記事一覧をみる ENTERTAINMENTエンタメ 大道芸人のKAJI【ミライへの1minute】#182 04月30日 「匠の蔵」5月は宮古島のマンゴー栽培のパイオニア! 04月30日 【公式】「匠の蔵~HISTORY OF MEISTER~ 」室田志保(3) 04月30日 【公式】 福岡県篠栗四国八十八箇所霊場巡り (2020年08月21日OA)|ゴリパラ見聞録 04月25日 エンタメ記事一覧をみる FEATURE特集 工藤会トップ死刑判決から1年(4)福岡県警前刑事部長に聞く “野村崇拝”は根強いか 関東への進出は 2022年08月26日 工藤会トップ死刑判決から1年(3)-1 元“マル暴”刑事が見た「野村被告の恐怖支配」誕生の瞬間 2022年08月25日 工藤会トップ死刑判決から1年(3)-2 元“マル暴”刑事が見た「野村被告の恐怖支配」誕生の瞬間 2022年08月25日 工藤会トップ死刑判決から1年(2)現役組員「関東では食えている」 野村被告の影響力と組織の不穏な動き 2022年08月24日 特集記事一覧をみる ECONOMY地域経済 地域経済記事一覧をみる